下血した時のフローチャート
(※矢印に従って進んでください)
🔻 Q1. 出血量が多く、ふらつき・冷や汗・脈が早い・意識が遠のくなどの症状がありますか?
➡️ はい →【緊急】救急外来を受診してください(大量に出血している可能性があります)
➡️ いいえ → Q2へ
🔻 Q2. 出血の色は?
➡️ 黒っぽい・海苔の佃煮状【注意】胃や十二指腸からの出血の可能性 → 胃カメラが必要です、消化器内科を受診してください
➡️ 暗赤色(赤黒い便)→ Q3へ
➡️ 鮮やかなサラサラした血液 → Q6へ (色の判断に迷う場合はQ3へ)
🔻 Q3. 腹痛がありますか?
➡️ はい →【要受診】腸炎・虚血性大腸炎などの可能性 →慌てずに 消化器内科を受診してください
➡️ いいえ → Q4へ
🔻 Q4. 急に下痢や便秘傾向になりましたか?
➡️ はい →【要受診】大腸がんによる狭窄症状かも知れません→消化器内科を受診し大腸内視鏡を検討してください
➡️ いいえ → Q5へ
🔻 Q5. 貧血症状がありますか?(立ちくらみ/息切れ/顔色が悪い/疲れやすいなど)
➡️ はい →【要受診・要検査】慢性的な出血、大腸がんの可能性 → 消化器内科を受診し大腸内視鏡を検討してください
➡️ いいえ → Q6へ
🔻 Q6. 年齢は40歳以上ですか?
➡️ 40歳以上 →大腸ポリープ・癌のリスクが上がる年代 → 大腸内視鏡を検討してください
➡️ いいえ → Q7へ
🔻 Q7. 今回が初めての下血ですか?
➡️ はい(30歳代) →【受診をおすすめ】初めての下血は原因不明が多く、精査が必要です → Q8へ
➡️ はい(20歳代)→Q11へ
➡️ いいえ(過去にも経験あり)→ Q8へ
🔻 Q8. 過去に大腸内視鏡検査を受けたことがありますか?
➡️ いいえ →下血の原因を明確にするために大腸カメラが必要です
➡️ はい → Q9へ
🔻 Q9. その検査はここ1〜2年以内に受けたものですか?
➡️ いいえ(数年前)→大腸カメラを再度検討する必要があります
➡️ はい → Q10へ
🔻 Q10. 過去の検査で「痔」などの明らかな出血原因があり、今回の出血も同様の症状ですか?
➡️ はい →経過観察も可能 ただし出血が続く場合は一度受診を
➡️ いいえ・症状が異なる/出血が多い →受診+再検査をおすすめします
🔻 Q11. 排便時の出血で、便器に垂れて広がり、茶色の有形便を伴いました?
➡️ はい →経過観察も可 痔核からの出血の可能性が高いと思われますが一度は肛門科受診を
➡️ いいえ→Q8
このフローチャートはあくまで簡易的な自己判断として使用してください。
落ち着いて行動するためのツールとしてご利用ください。
基本的には出血したら一度は消化器内科や肛門科のクリニックに受診する必要があると考えます。