
過敏性腸症候群外来
過敏性腸症候群外来
ストレスの多い現代社会において、おなかの症状を抱えている方が増えています。
日本人では10人に1-2人がIBSになると言われています。
比較的、若い方にみられることが多いのですが、いつ誰がなっても不思議ではありません。
下記のような症状、あなたにも心あたりありませんか?
『ストレスなんてない。』と言われる方でも、本人が意識もしていないような微弱なストレスにおなかが反応しているケースも見られます。
『これが私の体質だから』とあきらめるのは良くありません。
おなかの症状に悩み、そのことにより、うつや不安障害になってしまう方もいるのです。
長い期間、一人で悩まないこと!これが大切です。
悩んでいた期間が長いことで、体に染み付いてしまった症状は除きにくくなります。
また、これまでどこの病院に行ってもしっくりと良くならなかった方で、少量の抗不安薬を組み入れることで、劇的に改善することがあります。
すべての方に抗不安薬の適応があるわけではありませんが、
悩んでいる症状や悩んできた期間、心理背景、症状の起こる決まったシチュエーションの有無、他の薬の効き目などから判断いたします。
IBSは治る病気です!
食後のむかつき、早期飽満感、重たい焼ける感じなどの不快感がみられ、内視鏡で診ても原因がハッキリとしないのがこの疾患です。
以下のような原因が挙げられますが実際には心的ストレスが原因になっているケースがとても多くみられます。
食べたものを胃に貯える 貯留能力の低下
胃から十二指腸へ押し出す 排出機能の低下
痛みに過敏な状態になっている可能性があり、正常な酸の分泌でも痛みや灼熱感を感じていることがあります。
心理的・社会的要因と機能性ディスペプシア(FD)は関係があると言われています。
胃潰瘍や慢性胃炎、胃癌の原因にもなっている胃粘膜に生息する菌です。
この菌の除菌により、機能性ディスペプシア(FD)の症状が改善することがあります。
適切な治療を選択することで改善できます。
まず、内視鏡検査は必要です。
そして症状にもよりますが、痛みが長く続く場合には腹部エコーを行うことをお勧めします。
胃が悪いと思っていても、膵臓などの臓器に原因が見られることがあります。
腹部エコーもした方がいいでしょう。
内視鏡で胃炎があればピロリのチェック、ピロリ菌が陽性なら除菌をしましょう。
機能性胃腸症のガイドライン上も機能性ディスペプシア(FD)の治療のまず初めにすることはピロリ菌の除菌となっています。
また除菌は胃癌の予防にも繋がります。
内服薬としては、まず胃酸の分泌を和らげる薬、または運動機能を改善させる薬の開始がいいでしょう。
身体と心は密接に関係しており、様々な症状に結びついています。機能性ディスペプシア(FD)を含めてた胃の痛み・不快感、胸詰まる感じなども、心の不安定さからくるものだったります。このような場合、心療内科的な治療を取り入れることにより、速やかに改善されることが期待できます。